NTT販売代理店事業で失敗

【失敗事例】NTTの販売代理店でISDN販売事業

こんにちは、みきおです。
今日は、起業してすぐに手掛けた最初の事業についてお話したいと思います。

1.ISDN販売事業とはどんな事業だったのか、その概要

NTTの販売代理店と聞くと、何か大変なコネを使って大手起業と契約してという風に聞こえるかもしれませんが、実際は、リアル版アフィリエイトのようなものでした。
つまり、NTTの下請け代理店(ここは多分NTTと契約を締結している)と契約を締結して、契約が1件獲得出来たらいくら払うといった内容の契約になっていました。
 販売する商品はというと、ISDNという商品で、1回線の電話契約でもこのISDNのオプション契約を申込すれば、電話を2回線使えるというものでした。
 当時は、電話を設置するには電話加入権という権利を7万円くらい払って購入し、その1つの権利について1つの電話回線を設置することが出来ました。
 なので、通常は2つ目の回線を設置したいとなると、またこの電話加入権7万円を支払わないといけない、もちろん月額基本料も2つ分払わないといけないことになります。
 これをわずかな月額オプション料を払えば、2回線目も追加の電話加入権なしで設置出来るということで、大きなメリットのある商品でした。

2.どうしてISDN販売事業を始めようと思ったのか

 当時はまだ25歳くらいで、昼間は会社に行き、夕方に会社が終わったあとで、いろんな起業家交流会のようなものに参加していました。
 起業家交流会というと華やかな響きですが、一流の人が参加するような交流会は会費も1回で3万円などと高いものが多く、資金もなかったため、僕が参加していたのは1回3000円くらいの立食形式の交流会などが多かったです。
 この交流会に参加しても、他の方から常に何の事業をやっているのかとか、何の事業を始めるのかという質問が当然出てきます。
 毎回、「今は会社勤めで」とか「今のところは事業プランもないんです」では話が続きません。そこで、何かしらの事業を行いたいと思っていましたが、フランチャイズの事業は大抵、最初に加盟金がかかってきますし、元手が結構かかります。
 最初に元手もかからず、売れそうな事業ということで、このISDN販売事業を選びました。

3.実際の営業活動はどんなことをしたのか

 実際の営業は、全て交流会で知り合った方に、ISDNという新商品が出たことをお知らせして興味のある方にたまにお申込みを頂くような流れでした。
とはいえ、そこまで本気で売りたいという商品でもなく、話のネタにする程度でした。

4.ISDN販売事業の収益はどうだったのか?

起業会交流会での名刺交換の際の話のネタでしたので、売れなくても全く気にならなかったのですが、実際に5件ほどしか契約にはなりませんでした。
あまりというかほとんど売れなかった原因ですが、企業家交流会で会費3000円くらいのものに参加される程度の方は、やはり起業されていてもそこまで会社規模が大きくなっている訳でもなく、電話回線も1回線あれば十分で、2回線も全く必要がないという方が多かったです。

5.まとめ&学び

よかった点

事業というには小さすぎるかもしれませんが、自分で販売取扱店として契約を締結し、一度販売にトライしてみたことで、販売というのは大変難しいということ、もっとニーズがある商品だと思っていたが、実際はそうではなかったことなどを学ぶことが出来ました。特に何の費用が発生した訳でもなく、実体験出来たのはよかった。

反省点

最初に小さく始めすぎだったかもしれません。
多少お金がかかるフランチャイズでも、買い取り専門質屋や塾など割と小資本で始めることが出来るものもあったので、そういったものにトライしてもっと真剣に取り組んでもよかったようには思います。