こんな悩みはありませんか
- 飲食店マーケティングが難航している、新しいアイディアも浮かばない
- 新規事業とはどんな風に思いつくものなのか、流れがイメージできない
- 起業するためのアイディアが全く思いつかない
この記事で学べること
- ロイヤルカスタマーを作り出すためのヒントが得られる
- ロイヤルカスタマー制度を導入すると儲かりそうな業種がわかる
- ロイヤルカスタマー制度を導入した起業アイディアの一例がわかる
ロイヤルカスタマーとは
定義
そもそも、ロイヤルカスタマーとは以下のような顧客をさします。
ある企業や商品やサービスに対しての忠誠心が高い顧客のこと
wikipedia より引用
要するにロイヤルカスタマー制度というのは、お得意さんを戦略的に作り出すことなんですね。
実例
飛行機業界…マイル制度
各社飛行機に乗ることでマイルが貯まり、一定量の蓄積で航空券をはじめとする様々な特典と交換できます。
1年間で一定額のマイルを貯めると上級会員になることができ、会員特典としてチェックインカウンターのグレードアップやラウンジ利用権付与等のサービスが受けられますよね。
ホテル業界…マリオネットボンヴォイ、ヒルトンオナーズ等
ホテル業界でも、1年間に一定回数宿泊したお客さんは上級会員になることができ、特典としてチェックイン時のお部屋のグレードアップやエグゼクティブラウンジの利用権付与などがあります。
ロイヤルカスタマー制度を導入すると
これらのロイヤルカスタマー制度の導入によって、上級会員になるためにサービスを利用するようになる、という逆転現象が起こります。
本来、マイレージというのはフライト利用客への返礼という形で提供されていました。ところが、今度は顧客側が、マイル目当てでフライトを利用するようになることがあるのです。
これでは本末転倒とも言えますが、ビジネスの上ではサービス提供者と利用者はwin-winの関係にあると言えるでしょう。
外食産業へのロイヤルカスタマー制度導入
飛行機やホテルなど、最近ロイヤルカスタマー制度が導入され、機能している事例は多いですが、レストラン等で見かけることは少ないと感じます。
そこで、同様のロイヤルカスタマー制度を、飲食店事業に応用する導入例を考えてみましょう。
レストランでの導入例
例えば、年15回の来店でエリートメンバーになることができるとします。特典は、以下のように設定してみましょう。
- 窓際の静かな席はエリートメンバー限定
- ソフトドリンクが毎回無料
- 何らかのポイント制を設け、ポイント還元率上昇
- 誕生日はデザート1品無料
- メンバー限定イベント開催
レストランでロイヤルカスタマー制度を導入するメリット
- 上級会員になるために来店するお客さんが増える
- 新規のお客さんを呼び込みやすい
- 会員サービスの享受による優越感を味わってもらえる
特に、レストランは1人で来店するケースが少ないので、上級会員の方と一緒に来た新規のお客さんを狙いやすいでしょう。
このように、レストランでのロイヤルカスタマー導入も、これといったデメリットがないのです。
制度の導入にあたって
ひとつのレストランで実施できなくとも、レストラン予約サービスを行っている会社が主導して制度を整備してもうまくいくのではないでしょうか。
具体的には、飲食店にメンバーシップに加盟してもらい、そのサイトから予約した方に特典が与えられる、などの応用例が考えられます。
まとめ
今回は、ロイヤルカスタマーにスポットライトを当てて、事業展開の流れとともにご紹介しました。ぜひ今後の事業展開に活かしてみてください。