1.商売ネタを見つけ、実施していく
ここでは、全くのゼロから商売ネタを見つけて実施していった経験をお話します。これを通じて、どんな感じでアプローチしていけば最初の商売ネタを仕入れ出来るのかのヒントになるかと思います。
僕の場合、異業種交流会で知り合ったフリーの営業マン(立花さんといいました)から商売ネタをもらいました。
そのフリーの営業マンである立花さん曰く「アクアクララという水の宅配事業で、2本の水のボトルとウォーターサーバのレンタルを無料で試すことが出来る。 その無料お試しの申し込みを獲得すれば1件について5000円支払いがある」と。
当時は、営業マンが各お宅を訪問して、無料でのお試しをオススメしているそうでした。立花さんも、そういった営業スタイルで回ればそこそこお金になるよという意味で誘ってくれたのだと思います。
しかし、僕はwebでのプロモーションについて多少なりとも知っていたため、これはwebで募集すれば結構集まるのではないかと直感しました。そこで、立花さんに「webサイトで無料お試しをしたい人を募集していいですか?」と聞いたら、「それは問題ない」とのこと。
もちろん、この部分は即答ではなくて、「ちゃんと本部にも聞いてみたけど問題ないそうだよ」といった感じでの回答でした。
会社のバックボーンもしっかりしていましたし、これはビックウェーブになるのではないかと感じていました。
ここからの学び
- 商売ネタを見つけたら即断即決で食いつくこと。
- 他人と違う方法を見つけて勝負しろ
- 勝負するのにお金を使わないこと
- ローリスクでハイリターンを狙うこと
すぐに1ページのwebページを作成して、1等デジカメ 2等商品券 3等2本の水とウォーターサーバーお試し でキャンペーンを実施、いろいろな懸賞サイトに無料掲載しました。中にはお金を払って、おすすめ懸賞といった枠に広告としてアピールしたりもしました。
Webプロモーションを実施する方法
このようににわか作りの懸賞ページを用意して、懸賞サイトに登録しました。
そのキャンペーン実施の結果はどうなったでしょう??
なんと、1か月ほどのキャンペーン応募期間終了後の時点で、応募者の数が72000件ほど集まりました。そして、その応募者に対して3等が当たりましたということで、メールで通知しウォーターサーバーを設置していくことになります。
しかしながら、その時点で、会社に連絡すると、「そんな数のウォーターサーバーはとても用意しきれない」ということで、揉めてしまいました。
こちらも、事前にちゃんと契約書などを交わしていた訳ではなく、間に入ったフリーの営業マン立花さんとの口約束だけだったので、それ以上は何も言えません
結局、リストの価値にして3.6億円分のコミッションはあきらめ、実際にウォーターサーバーを設置した400人分の2百万円くらいで、このプロモーションは終了となりました。
この件から学んだこと&まとめ
1.懸賞キャンペーンなど無料のオファーはすごい数の応募が来る
2.コミッションなどをもらう際は、必ず事前に契約書を交わさないといけない
3.他人の商品の販売をするより、自社で何か開発して売った方がいい
この事件がきっかけになって、なんとしても自分で商品やサービスを作ってそれを販売していこうと思うことになります。
起業の準備段階はいろんな人と話をすることになり、怪しい話もたくさんやってきますが、費用がかからない限りではいろいろチャレンジしてやってみてもいいんじゃないかと思います。行動することでいろんな学びを得ることが出来ますので。