事業に失敗しないポイント

【最新版】起業に失敗しない事業選び3つのポイント

こんな悩みはありませんか

  • 起業する人はどうやって事業を選んでいるのかわからない
  • 自分はこんな事業がやりたいというイメージはあるが、それでいいのかわからない
  • 起業する事業分野の選び方が全くイメージできない

今回は、これらの悩みに私の実際の起業経験をもとにお答えしたいと思います。

この記事で学べること

  • 実際の起業家が使っている3つの事業選定ポイントを知ることができる
  • 事業選びには一定の基準が必要だということがわかる
  • 自分の事業プランをさらに固めることができる

当ブログについて

まず本編に入る前に、当ブログの目的とポリシーをご紹介させていただきます。

目的

私がこのブログを運営する目的は、以下の3つです。

  • 私自身が日々学んだノウハウを公開することで社会への恩返しをしたい
  • それぞれの場面でいろいろな意思決定をしてきたが、ほかの方からのご意見をいただくことで、別の考え方も学ばせていただきたい
  • 自分の経験や考え方を言葉に残すことで、自分の思考を整理したい

ポリシー

このブログは、以下のことを念頭において執筆しています。

  • 時間のないビジネスマンの方に向けて、有益な情報を簡潔にお伝えする
  • 自慢話は一切不要、自分の経験を通じて何を学んだか、どうすればよかったかといった分析や考察を客観的にお伝えする

なお、どうしてもお金の話が中心になるので、嫌悪感のある方はブラウザバックを推奨いたします。お金は使い方次第で本当に役に立つ素晴らしいものだという価値観の方に見ていただければと思います。

それでは、本編に入りたいと思います。

事業選定の3つのポイント

1. 既にマーケットがあること

まず、既存の市場があることが、自分の事業が認知される上で重要です。

例えば、健康食品や英会話などは、既に様々な業者が市場を築いています。このため、新規参入もしやすいでしょう。一方、ロケット打ち上げ事業など、認知度の低い/需要が限られた事業を選択すると、かなり難易度が上がります。

もちろんこれは私自身が企業する立場に立った時の意見であり、特定の業界、企業を否定するものではありません。

いずれにせよ、既にマーケットがあるかどうかは事業選定にあたって重要な着眼点と言えます。

2. 粗利が8割以上であること

ベンチャー企業に融資する銀行はまずありません。出資者を募っても、ある程度の売上が立ってこないと集まらないでしょう。

このため、基本的に自分の持っている元手と利益だけで事業を拡大する必要があります。よって、粗利がないと、すぐに拡大に回せるお金がなくなってしまうのです。

(例A) 清涼飲料水を販売する事業

1本90円のコーラを1万本仕入れ、amazonから110円で売る事業を考えます。

たとえ3ヶ月で売り切れるとしても、20万円の利益にしかなりません。これではスタッフへの給与や他の費用ですぐにお金がなくなってしまいます。

(例B) 健康食品を販売する事業

原価1000円の青汁を1000個仕入れ、5000円で売る事業を考えます。

この場合200個売った時点で仕入れにかかった100万円の元が取れます。つまり残りを売って得る400万円はまるまる利益になるのです。

売り切れまで3ヶ月かかるとすると人件費はもせいぜい100万円以下なので、300万円を事業の拡大に充てることができますね(単純化のため広告費は考慮していません)。

例AとBを比較して明らかなように、粗利が十分にあると、資金繰りに困ることは少ないことがわかります。したがって、ベンチャー企業にとっては、とにかく粗利が8割を超える事業にこだわることが重要でしょう。

3. 継続収益モデルであること

ところで、例Bの場合、お客さんが定着するかどうかという不安があります。

2割程度しか青汁のリピーターがいないとすると、新規の顧客をひたすら追い求めることになります。これだと、広告費が増大してしまいますね。そこで、継続して収益を生み出せるようなモデルを考えます。

(例B’) 「健康クラブ」を設立する事業

これを仮に、「青汁健康クラブ」としましょう。

月会費は5000円で、会員特典として毎月、青汁5000円相当無料配布、健康情報に関するメルマガ、著名な先生によるオンラインセミナーや会員同士の交流会、を提供するとします。

この場合退会者が毎月15~20%出るとしても、おおかた5,6ヶ月は続けてもらえると想像できます。

お客さん1人5ヶ月間はお買い上げいただくとすると、1人あたり25000円の売上が立ちますね。

これは例Bと比べてさらに将来性があることがわかります。

補足

上記の1~3に当てはまり、なおかつなんらかの革新によって既存価格からの大幅な値引きが実現できる場合、すぐに事業化した方が良いでしょう。

(例B”) 「健康クラブ」を設立する事業・改

仮に、アフリカで青汁の原料が大量に発見され、独自のルートから安価で強いれることができたとします。

原価200円の青汁を、1000円で販売するとすると、それまで興味のなかった層からも注文が殺到する確率は高いでしょう。

このように、既存価格よりも安価で販売できる場合、大きな優位性が生まれ、事業が成功しやすいと言えます。

過去の自分が行った事業

  1. 既にマーケットがあること
  2. 粗利が8割以上であること
  3. 継続収益モデルであること

以上が、事業選定にあたって肝心な3つのポイントでした。

それでは最後に、私自身が実際に立ち上げた事業のうち2つについて検討してみます。

健康食品の通信販売事業

  1. サプリメントは明らかに既存の大きな市場があります
  2. 上の例Bで検証したように、 健康食品自体の原価率は低いので、利益を生みやすい分野です
  3. 受注販売ではなく毎月定期販売にすることで継続収益が生まれました

オンライン英会話事業

  1. 英会話業界も大手上場企業が参入しています
  2. フィリピンから講師を起用することで、人権費を抑えています(これはもちろん不当な搾取等ではなく、欧米人や日本人講師と比較して人件費が低いという意味です)
  3. チケット制ではなく月謝制にすることで、顧客との長期的な関係を築きました

さらに、この場合は②でも触れたように価格が大幅に低いため、例B”のような優位性も働きます。
具体的には、相場だと40分7000円前後のところを、30分600円にすることで、より多くの顧客を獲得することができました。

まとめ

以上、私の経験から重要だと感じた事業選定の3ポイントでした。ぜひ事業モデルでお悩みの方は参考にしてみてください。